ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。

アメリカはニューイングランド地方の田舎町、トゥームズヴィル。

1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。

「真実を映し出す鏡」をもつ反則の名探偵・襟音ママエは、舞い込む事件の真相は分かるが、推理は大の苦手。

何人も書物の類を所有してはならない。もしもそれらを隠し持っていることが判明すれば、隠し場所もろともすべてが灰にされる。

吸血鬼に人造人間、怪盗・人狼・切り裂き魔、そして名探偵。

検閲官に追われる少女と出会ったクリスは、再会した少年検閲官エノと共に、少女が追われる原因である〈小道具〉を探し求めて孤島の洋館に向かう。

大学院生・栗栖川亜理は、最近不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。

昔ばなし、な・の・に、新しい! 鬼退治。桃太郎って……え、そうなの? 大きくなあれ。

元警察官でミステリマニアの私立探偵の「俺」はくだらないもめごとに巻き込まれて死んでしまい、記憶を持ったまま異世界の住人として転生し、ヴァンと名乗る。

ドラゴンオーブに見初められた者は、その職業ごとに特殊な力を得る。

死刑か逆転無罪か。

闇の底から『魔神』が目覚めるとき、運命の神は六人の勇者を選び出し、世界を救う力を授ける。

美しく平和な小国で、王城にメイドとして仕える少女、恋塚愛理。

その魔術師は、にぃと笑って言った。ゲームねぇ、なかなか面白そうじゃないか―。

「私の目を、最後まで見つめていて」 そう告げた『道連れの魔女』リリィがヒースクリフの瞳を見ながら絶命すると、二人は1日前に戻っていた。

アスタルト王国の錬金術師テレサとエミリアは、セフィラ教会の聖地の塔へ調査に赴いた。

第22回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作、文庫化です! 紀元前1300年代後半、古代エジプト。

勇者は魔王を倒した。同時に――帰らぬ人となった。

村人が次々喰い殺され、闇夜に少女が連れ去られた――犯人は人か、それとも狼か。怪物事件専門の不死探偵が人狼探しに挑む。

紫骸城―かつて世界を恐怖で蹂躙した魔女が造り上げた呪詛満ちる地。

犯人は魔女。トリックは魔法。

「首なし姫殺人事件」を見事解決し、その後も難事件に挑んで、今や「パンゲアの七探偵の一人」にまで選ばれたヴァン。

竜--人間の能力を凌駕し、絶大なる魔力を持った無敵の存在。

一八九九年、ロンドンは大ニュースに沸いていた。怪盗アルセーヌ・ルパンがフォッグ邸の宝石を狙うという予告状を出したのだ。

探偵のナコと学生の頼科が見つけた写真には、ギロチンの前で助けを求める女性の姿が。

アスタルト王国軍務省錬金術対策室室長にして自らも錬金術師のテレサ・パラケルススと青年軍人エミリアは、水上蒸気都市トリスメギストスへ赴いた。

楽しい遊園地デートになるはずだった杏那と優。しかし二人は突如別々の世界に引き裂かれた。

預言者は勇者を求めて、幾度も世界をやり直していた。 魔王を倒してくれる勇者を求め、何度も世界をやり直す預言者。

古より超常の力を継承する国家公務員“陰陽師”が、妖から人知れず人倫を守護する玲和の世。

前作『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』でミステリー界に衝撃のデビューを果たした赤ずきんに相棒ができました。

輪堂鴉夜が、生首でも、不死でもなかった時代。 偉大なる師と共に過ごした黄金の日々。

時は中世―王族と貴族が覇権を争う絶対階級のこの世界では、身体に刻まれた烙印によって主従が決まるという残酷な理が存在する。

ここは「酒場」という名の酒場。腕っ節の強い店長が仕切るこの店では、常連たちが頭を悩ませていた。

王立魔法院の捜査官・ダベンポートが難事件を解決していく、知性派魔法ミステリー 森に佇む広壮な邸宅で、伯爵夫人の無残な遺体が発見された。

人々に降りかかる災厄を打ち払う「祓いの楽人」オシアン。

城翠大学学園祭、最終日。その日の朝、城翠祭実行委員会本部に『魔術師からの挑戦状』が届けられた。

周がまどろみの中で見た夢、それは大胆な犯行予告とも言うべき「予知夢」であった。

城翠大学の一大イベント、3日連続の学園祭、その一日目。周と凛々子は異常な閉鎖空間の中に閉じ込められていた。

日本の昔話をミステリで読み解き好評を博した『むかしむかしあるところに、死体がありました。

おれの名前はスラクサス。魔法の国トゥライの探偵だ。

海賊島ーー世界最大の歓楽街として栄える、海賊の一族が統べる都。 ここへ強大な帝国の艦隊が迫る。

英仏帝国による統治が長く続き、科学的魔術が発達した世界。

うだつのあがらない私立探偵のマロリーは、大晦日の夜、ひとり寂しく酒を飲んでいた。

華文本格推理の俊英・陸秋槎が、中世ファンタジー×ミステリーの新境地に挑む! 日本で初となる単著書き下ろし作品! ゼーラント王国のアーシュラ王女が設立した騎士団には、少女ばかりの騎士たちが集っていた。

残酷。―それは人生そのものか。

放浪の騎士グレンと神官を装う魔術師リューは旅の途中、雷雨に襲われ、黒獅子城と呼ばれる古い砦に逃げ込んだ。

魔導戦争の隙間にあるその非武装地帯には、見せ掛けと偽りの享楽と笑顔の陰でいつも血塗れの陰惨な事件がつきまとう。

その怪事件は、新緑芽吹く初夏、人里離れた魔学部付属研究所にて幕を開けた。

1989年、日本。1243年、フランス。

現在、過去、未来。別々の時を刻む三つの大時計を戴くクロック城。